【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】は古くからのハリウッド好きに見て欲しい歴史がわかる作品。あらすじと考察

ワンスアポンアタイムインハリウッド映画

クエンティン・タランティーノ監督の最新作として、そしてブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオのW主演ということでも大きな話題になりました。
ハードなシーンも多いですが、見応え充分な作品です。

▲おすすめポイント▲▲

ハリウッドの昔話・おとぎ話である今作。W主演であるブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオの演技も圧巻で、時代背景の描写も本当に細やか。古き良きハリウッド映画好きにはたまらん作品です。

  •  おすすめポイント①:ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオの演技が素晴らしい
  •  おすすめポイント②:往年の映画スターが沢山!
  •  おすすめポイント③:クリフの愛犬・ブランディが賢くて勇ましく、そしてかわいい!

おすすめポイント①:ブラピとディカプリオの演技が素晴らしい

落ち目の役者であるリック・ダルトンと、彼の親友でスタントマンのクリフ・ブースの物語なのですが、落ち目の俳優という設定が似会わないはずのレオ様が見事に「落ち目の俳優」にしか見えません。彼のスタントとともに生活の雑事の面倒をみるクリフを演じるブラピの演技も同様で、演技に惹きこまれてしまいます。

おすすめポイント②: 往年の映画スターが沢山!

スティーブ・マックイーンや、ブルース・リーなど、多くの人が知っている人が出てきます。ブルース・リーがクリフとやり合うシーンが特におもしろいです。

 おすすめポイント③:クリフの愛犬・ブランディが賢くて勇ましく、そしてかわいい!

ピット・ブルという犬種のサユリが演じたブランディ。よく訓練されており、クリフの指示には絶対服従の犬。終盤では大活躍するのですが、大活躍を終えた後にフランチェスカの部屋に逃げ込むシーンはかわいいの一言です。

こんな方におすすめ

ハリウッド映画が好きな老若男女すべての人におすすめです。古い映画も沢山出てきますので、観たい映画を探している人にも。アクションシーンも見応えがあるので、アクション好きな人にも。もちろん、歴史好きな人にもおすすめ。

作品概要

  • 公開:2019年8月30日(日本公開)
  • 制作国:アメリカ合衆国、イギリス
  • 上映時間:161分

キャスト

  • レオナルド・ディカプリオ
  • ブラット・ピット
  • マーゴット・ロビー
  • エミール・ハーシュ
  • マーガレット・クアリー

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【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】のあらすじ(ネタバレあり)

舞台は1969年のハリウッド。
かつてのテレビ西部劇のスター、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、テレビドラマや映画が西部劇から離れてゆく中で人気に陰りが出てきたこともあり、葛藤を感じていた。

ドラマの主役ばかりだった彼が、今や悪役か単発企画ドラマのゲスト出演しか仕事がない日々を送っていた。
彼の親友で専属スタントマンのクリフ・ブース(ブラッド・ピット)も、過去の出演者とのトラブルもあって出演機会がなく、リックの世話係をして過ごす日々。

そんな頃、近所に今をときめく映画監督のロマン・ポランスキー(ラファル・ザビエルチャ)と映画女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)夫妻が引っ越してくる。華やかな彼らの生活を苦々しく眺めるリックだったが、やがてテレビから映画の世界に進出することを決意する。

しかし、映画の世界でも思ったような成功はなかなか手にできない。深酒がたたってうまくセリフが言えないなど、初歩的なミスを続けてしまうリック。トレーラーハウスで気合いを入れ直し、スターならではの怪演を見せたリックに、やがてイタリアでの映画に出演オファーが舞い込む。

その頃、シャロン・テートは自分が出演した作品『サイレンサー第4弾/破壊部隊』を映画館で観ていた。この時、彼女は映画館のスタッフに自分は女優だと言い、無料で観ることに。そして、観客の反応が思うとおりであることに満足する。

それから半年がたち、イタリアでの撮影やその他の仕事を終えて帰国するリックたち。
成功をおさめ、泥酔状態の中タクシーで帰宅すると、彼らの自宅そばにとまっている車の騒音に怒ったリック。彼に恫喝されたことにおののいた車の持ち主は一旦去るが、彼らは近所に住むシャロン・テートを殺すようにヒッピー集団に崇拝されているチャーリーの命令を受けていた。そして、自分達を恫喝したのがリックだと気づくと、「西部劇で自分達に人殺しを教えたのはリック・ダルトンだ」「人殺しを教えたやつを殺そう」と標的を変えて、リック邸に乗り込んでくるのだった…。

【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】の考察

この映画は、「むかしむかしあるところに…」という言い回しがついたタイトルであるように、実在の人物と事件をモチーフにしていますが、実話ではありません。

しかし、実際にシャロン・テートが惨殺される前にシャロンたちが行ったことや、その頃ハリウッドで起きていた時代背景などを細やかに描いているので、錯覚してしまうほどのリアリティがあります。
リック・ダルトンという人物はいないのですが、モデルとなった俳優は幾人もいるそうです。モデルの一人になったと言われるバート・レイノルズもその一人。残念ながら撮影前に逝去したために出演は叶いませんでしたが、モデルとなった人達の出演作をチェックすると、リックという俳優の気持ちがより理解できます。
私が好きだったのは、リックと同じく落ち目にあったスタントマン・クリフが起用された作品の撮影の合間にブルース・リーとケンカするシーン。

ブルース・リーがケンカをふっかけてきたシーンだったと思うのですが、カンフーの達人であったブルース・リーを、おとぎ話とは言えふっ飛ばしてしまうクリフの強さは必見。それなのに全然それを鼻にかけるということもなく、それは自分の仕事であってできて当然、というひょうひょうとした様子がとっても好ましかったです。

同時に、この映画はヒッピーが出てきたり、文化そのものの傾向が大きく変わった時代のアメリカを描いているので、とても勉強になります。

ヒッピーのこととかがよく分からない、という方でも分かりやすく描写されているのもよいです。クリフがヒッチハイクしているヒッピーを拾うシーンがあって、偶然行き先が勝手知ったる場所だったというくだりが、どうなるのかなというハラハラ感もありながら観られます。

あのシーン、絶対クリフは無事に帰れないと思ったのですが、彼が普通に帰ってくるという流れも注目ポイントのひとつ。これが後々効いてくるように作られたストーリーで、ラストに「ああ、そうだったんだ!」と思わせられます。
何よりも、タランティーノ監督らしい作品でありながら、かつてのハリウッド俳優への愛がものすごく感じられる作品です。歴史的なところも含めて、しっかり理解するまでに数回観ないといけない感じもありますが、それだけの価値はある。そういう作品です。

【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】が気に入った人にはこの映画もオススメ!

この映画を理解するためにも、観ておくべき作品はこちらです!

おすすめ①:『大脱走』

作品の中にも何度も出てくる作品。リックが落ち目になるのと逆に、当時人気がうなぎ昇りだったスティーブ・マックイーンの代表作でもあります。映画にもマックイーンが出てきますし、観ておいて損はない作品。

おすすめ②:『グレート・スタントマン』

リックのモデルの一人、バート・レイノルズとクリフのモデルであるハル・ニーダムがタッグを組んだ作品。落ち目のスタントマンの物語です。クリフに対する理解が進む作品。

おすすめ③:『マジェスティック』

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』と同時代のアメリカが舞台の作品です。脚本家である主人公が〝赤狩り″に遭うところから始まる物語。時代背景を理解するのにとても役立つ他、映画にかける人の思いが理解できる秀作です。

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様々な映画祭でも賞をとり、アカデミー賞でも助演男優賞と美術賞を獲得した作品。観た後にはもっと映画が観たくなる、そんな不思議な力を持つ作品です。

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みんなのレビュー

  1. 評価

    4.5

     タランティーノの作品は、大体ロードショーで観ているのですが、この作品は事前の予告編を観た段階で傑作に違いないと思い足を運びました。結果、大満足でしたが、タランティーノも歳をとったのか、何かフィルモグラフィーの総決算という印象を受けました。捻った脚本は相変わらずで、トレードマークとも言える突然の暴力描写なんかも絶好調ですが、思い返してみると結構予想の範囲内ではあったかもしれません。
    それは、今までのタランティーノ作品で出演歴を重ねている、ディカプリオとブラッド・ピットのダブル主演で、良い意味で安定感を感じさせてしまうあたりでしょうか。とは言え、作品の質は高く、タランティーノのフィルモグラフィーの中でも上位に来るものでしょう。初めてタランティーノを観るのなら『レザボア・ドッグス」『パルプ・フィクション」と並んで、この作品はおすすめではないでしょうか。
     メインのストーリーとは直接関係ありませんが、ブルース・リーがヘタレに扱われておりまして、様々な意見もあるでしょうが、実はこんな人ではなかったか?というのはあり得る説。タランティーノ、中国人とトラブったのかな?
     特筆すべきは、チャールズ・マンソンのアジトのヒッピー・コミューンの描写!ある意味ラクーン・シティーやゴッサム・シティーよりも恐ろしい・・関わりたくないですね。
     最後にタランティーノと言えば音楽の使い方ですが、今回はディープ・パープル !最高!

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