ロケット映画【遠い空の向こうに】は感動の名作。ネタバレあらすじと考察

遠い空の向こうに映画

アメリカの炭坑町で暮らす高校生ホーマーは、ソ連が人類初の人工衛星の打ち上げに成功したのを見て、自分もロケットを作って打ち上げてみたいという夢を抱く。

おすすめポイント

  • おすすめポイント①:夢をあきらめなかった高校生の青春ストーリー
  • おすすめポイント②:父親と息子の葛藤と和解
  • おすすめポイント③:教師に支えられて夢を叶えた感動実話

こんな方におすすめ

夢をあきらめたくない方。青春時代の熱い気持ちを思い出したい方。

作品概要

  • 公開:1999年
  • 制作国:アメリカ合衆国
  • 上映時間:108分

キャスト

  • ジェイク・ギレンホール
  • クリス・クーパー
  • クリス・オーウェン
  • ローラ・ダーン
  • ウィリアム・リー・スコット

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【遠い空の向こうに】のあらすじ(※ネタバレあり注意)

1957年10月5日炭鉱の町コールウッドでは、ソ連が人工衛星スプートニクの打ち上げに成功したというニュースで沸いていた。それを一目見ようと夜空の下に集まった人たちの中に、高校生のホーマー(ジェイク・ギレンホール)がいた。平凡な高校生だったホーマーは、この出来事に衝撃を受け、自分もロケットを作りたいと強く思うようになる。

 

早速ロケット作りを宣言したホーマーだったが、炭鉱で管理職をしている父親のジョン(クリス・クーパー)は、そんなホーマーの夢が理解できない。息子には、この町で自分と同じように炭鉱労働者になってほしいと願っていたからだった。

 

しかしホーマーは、友人のロイ(ウィリアム・スコット・リー)とオデル、そしてクラスの嫌われ者だが数学が得意なクエンティン(クリス・オーウェン)に声をかけ、”ロケット・ボーイズ”を結成。ロケットの試作に着手するが、なかなかうまくいかない。そこでジョンの部下にも内緒で協力してもらい、家の地下室でロケット作りを始めることになった。

 

ある時、彼らの試作品を見た高校の物理教師ライリー(ローラ・ダーン)が、全米科学コンテストにロケットを出品したらどうかと提案した。そのコンテストで優勝すれば、ヴァージニア州立大学への奨学金がもらえるという。その話を聞いた4人は、このロケットによって未来が拓けると知り、ますますロケット製作に打ち込むようになった。

 

ところがある日のこと。打ち上げ実験をしたロケットが炭鉱の方へ飛んで行ってしまい、もう少しで惨事が起こるところだった。ジョンは激怒し、地下室にあったロケットも材料も何もかも捨ててしまった。一方、ホーマーも、ジョンが自分よりも優秀な兄を可愛がっていることや、炭鉱のことしか考えていないことに対して、苛立ちを募らせる。

 

実験で大きな失敗をしたことで、メンバーはヤル気を失ってしまったが、コンテストで優勝するという目標を思い出し、新しい場所でもう一度チャレンジすることにした。そこで、炭鉱不たちに協力してもらいながら、試行錯誤を繰り返した結果、ついに打ち上げに成功。その後もロケットの性能は上がり、新聞にも取り上げられるなど、4人は町の人々から注目されるようになった。

 

ところがある日森林火災が発生。その原因がロケットの落下だと疑われてしまう。4人は犯人扱いされ、ロケットの製作を断念せざるを得なくなった。

 

夢が破れて失意のどん底にいるホーマー。そこへ追い打ちをかけるように、炭鉱事故でジョンが負傷をしたという知らせが届く。そして、会社が賠償金を支払わないことがわかると、ホーマーは高校を休学して家計のために炭鉱で働くことにする。

 

炭坑で働くようになってからも、ホーマーはロケットの夢を捨てられずにいたが、ロケット作りに協力してくれた炭鉱夫が事故で亡くなったことに対して、罪の意識も感じていた。彼は自分たちのせいで、炭坑内で作業する仕事に異動させられていたのだ。

 

そんな時、ホーマーはライリー先生が難病で療養しているという話を聞き、見舞いに行く。そして先生に、自分の気持ちに正直になるようにと言われて目が覚めるホーマー。再び夢に向かって歩き出すことを決意したホーマーは、以前ライリー先生から贈られた専門書を読み、あの火災は自分たちのロケットが原因ではないのではないかと気がつく。

 

そこでホーマーは、あの日の実験を計算しなおし、打ち上げたロケットが林に落下していたのを発見。結局火災原因が照明弾だったこともわかり、ホーマーたちの無実が証明されると、学校側もコンテストへ出場することを許す。しかし、ジョンだけが猛反対。ホーマーはジョンの気持ちを理解した上で、自分の夢をはっきり伝えた。

 

4人のロケットは地区大会を通過し、ついに全国大会へ。しかしその頃、炭坑夫たちがストに入ろうとしており、ホーマーは管理職であるジョンを心配するが、2人の気持ちはすれ違ったまま。とうとうケンカになってしまい、そのままホーマーは大会へ出発する。

 

ホーマーのロケットは大会で好評を得るが、ある日ロケットと尊敬するフォン・ブラウン博士の写真が盗まれてしまう。彼のピンチを知った町の人たちは、代わりのロケットを作って届けようと考えるが、それには炭坑のスト騒動を沈めなければならない。ジョンは妻に説得され、息子のために力を貸すことにする。

 

そうしてホーマーの元に新しいロケットが届けられ、結果は見事優勝。ホーマーは父親が助けてくれたことを知り、心から感謝した。帰郷したホーマーは、最後のロケット打ち上げを計画してジョンを招待する。

 

当日会場に集まった大勢の人たちの中に、ジョンの姿はなかった。「ライリー先生」という文字が書かれたロケットが準備され、ホーマーがスピーチを始めようとした時、ジョンが現れた。ジョンに発射ボタンを押してもらって打ち上げたロケットは、10月の空高く飛んで行った。それは、炭坑からもライリー先生のいる病室からも見ることができた。ホーマーもジョンに肩を抱かれながら、それを一緒に眺めた。

 

その後ホーマーはNASAのエンジニアになり、ロケット打ち上げの夢を叶えたのだった。

 

【遠い空の向こうに】の考察

NASAのロケット・エンジニアになったホーマー・ヒッカムの自伝「ロケットボーイズ」の映画化。小さな炭鉱町で父親と対立しながらも、夢を追い続けた高校生の青春を描いています。

 

彼は大学卒業後ベトナム戦争に従軍し、帰還後にNASAで働きながら作家活動もしていましたが、雑誌から記事を依頼された時に一気に書き上げたのが、この高校時代の思い出でした。この実話はアメリカの教科書にも載っているそうなので、若者に勇気と希望を与える物語として有名なのでしょうね。

 

大人になったら父親と同じ炭鉱夫になるしか道がないような田舎町の少年に、未来を切り拓く術を教えたのがライリー先生ですが、この先生がいてくれて本当によかったと思わずにはいられません。どんな状況にあっても、味方になってくれる大人がたった1人いるだけで、子供の将来がこんなに大きく影響されるのかと改めて思い知らされます。

 

ちなみに先生が勧めたコンテストは、毎年行われる高校生を対象とした世界最大の科学コンテスト「インテル国際学生科学フェア」のことで、科学のオリンピックとも呼ばれているとか。1950年から始まり、今やノーベル賞受賞者も輩出している権威あるコンテストです。

 

この映画のもう1つのテーマは、父親と息子の確執です。炭鉱夫としての誇りを持ち、真面目で責任感の強いジョンにとって、故郷を飛び出して宇宙まで羽ばたいていきたいと願う息子の気持ちは、理解を超えてむしろ恐ろしかったのかもしれません。

 

しかし、そこはやはり人の親。ホーマーの本気度を目の当たりにしたジョンが、自分の立場を捨ててまで息子が夢を叶える手助けをするところは、同じく炭鉱の町を舞台にした映画『リトル・ダンサー』を連想しますが、少しずつほぐれていく親子の関係にじーんときます。

 

また、大きな夢に挫折はつきものですが、家庭の事情によりホーマーが一度炭鉱夫になるという意外な展開は、どうやってその逆境から立ち直るのかとドキドキしますね。しかも、逮捕はされなかったものの、犯罪者扱いされて周りから白い目で見られているという悲惨な状況…それを数学という客観的理論によって一発逆転をはかるのが、理系の底力を見せつけられて爽快です。

 

「情熱が周りを動かす」という言葉がそのまま当てはまるような実話ストーリー。主人公の純粋な気持ちと彼を取り巻く人々の温かい支えが、ひと味違った青春映画として心に残ります。

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