【LION/ライオン~25年目のただいま~】あらすじ&ネタバレ解説

LION/ライオン~25年目のただいま~映画

【LION/ライオン~25年目のただいま~】を視聴。

おすすめポイント

  • おすすめポイント①:信じられないような感動実話
  • おすすめポイント②:Google Earthを駆使したスリリングな謎解き
  • おすすめポイント③:血のつながらない母と息子の強い絆

こんな方におすすめ

10代から高齢者まで年齢男女問わず。真実のドラマに感動したい方におすすめ。

作品概要

  • 公開:2016年
  • 制作国:オーストラリア・アメリカ合衆国・イギリス
  • 上映時間:129分

キャスト

  • デーヴ・パテール
  • ニコール・キッドマン
  • ルーニー・マーラ
  • デビッド・ウェナム
  • サニー・パワール

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【LION/ライオン~25年目のただいま~】のあらすじ(※ネタバレあり注意)

1986年インドの村カンドワ。シングルマザーであるカムラ(プリヤンカ・ボセ)は、子供たちを養うために採石現場で必死に働いていたが、5歳の息子サルー(サニー・パワール)と兄グドゥ(アビシェーク・バラト)たちと一緒に、貧しいなりにも仲良く暮らしていた。

ある日家計を支えるために仕事に出かけようとしたグドゥを見て、サル―は無理やりついていこうとする。グドゥはしかたなく弟を連れて列車に乗り、2人は乗換駅で一度降りた。そこでグドゥは「ここで待っていろ」と弟に言い残して、仕事に出かけていってしまうが、サルーは疲れてしまい、そのままベンチで寝てしまった。

夜のプラットホームで目を覚ましたサルー。周りを見渡しても誰もおらず、兄がまだ帰ってこないので不安になったサルーは、たまたま近くに停車していた列車に乗り込み、そこでまた寝てしまう。そしてサルーが目を覚ました時には、列車はすでに動き出していた。

列車に閉じ込められたサルーは、泣き叫んで助けを呼ぶが、やがて列車はカルカッタに到着する。幼いサルーは、自分の名字も住んでいた村の名前もわからないため、駅員にはどうすることもできない。そのままサルーは、駅にいたホームレス孤児たちと過ごすことになるが、すぐに駅から追い出されてしまい、1人でカルカッタの街をさまよう。

 

そんな時、1人の女性がサルーに声をかけてきた。彼女はサルーを自宅に連れて行き、体を洗ったり食事を与えるなど面倒をみてくれたが、実は彼女には人身売買をする仲間がいた。自分の身が危ないと察したサルーは、すぐにその家から逃げ出し、再び路上生活を送るようになる。

サルーは街の人に助けられ、孤児院に引き取られることになった。そして、そこで出会った人権活動家の女性に家族を探してもらうが、どうしても見つからない。結局サルーは、オーストラリアの裕福な夫婦に養子として引き取られることになった。

愛情深いスー(ニコール・キッドマン)とジョン(デヴィッド・ウェンハム)の夫妻に大切に育てられ、同じく養子となった兄のマントッシュ(ディヴィアン・ラドワ)と暮らすようになったサルーは、その後りっぱに成長。ホテル経営を学ぶため、メルボルンの大学に進学することになった。

ある日サルーは同級生の部屋に招かれ、たまたまそこにあったインドの揚げ菓子を目にして、幼い頃自分が迷子になったことを思い出す。生き別れになった母と兄に、どうしても会いたい。そこでサルーは、当時の曖昧な記憶を手がかりに、Google Earth の機能を駆使して生まれ故郷を探し始めるが、その捜索にのめり込むあまり、恋人リーシー(ルーニー・マーラ)を遠ざけ、大学も辞めてしまう。

そして2012年、ついにサル―は兄とはぐれた駅を見つけ出した。そのことを養父母と恋人に伝えると、サルーは1人で故郷の村カンドワへと向かう。遠い記憶が蘇り、懐かしさがこみ上げてくるサルー。そしてとうとうサルーは実の母を見つけ出し、村人たちに祝福されながら感動の再会を果たすのだが、そこには大好きだった兄の姿はなかった。

【LION/ライオン~25年目のただいま~】の考察

驚くべき実話を基にしたこの映画では、5歳の男の子がいきなり迷子になり、知らない土地で必死に生き抜く姿が臨場感を持って描かれます。

 

突然独りぼっちになってしまい、列車の中で泣き叫ぶ不安な気持ち。わけもわからないまま過ごした路上生活の過酷さ。親切だと思っていた大人に裏切られ、街をウロウロするしかなくなった心細さ。私たちもサルーと同じ視点で世界を見つめ、同じ気持ちになって迷子になる。そう感じさせてくれるアングルとカメラワークが素晴らしいです。

そして後半は一転、温かい家庭に引き取られたサルーは幸せな日々を過ごし、優しくて賢い青年に育ちますが、ここで問題児の義兄が登場。彼はどうやら深い傷を負った生い立ちを抱えているようで、養父母はこのことで悩むのですが、養子縁組がうまくいくことばかりでないという現実にもきちんと触れていることが、この物語をより豊かなものにしているでしょう。

ニコール・キッドマン演じる養母の母性にも、胸を揺さぶられます。特に、子供を産めないわけではないのにあえて養子縁組を選択した彼女が、その理由について「世の中には、まだ不幸な子供がいっぱいいるから」と語るシーンは、そんな考え方があったのかと目からウロコ。実生活でも養子をもつニコール・キッドマンならではの説得力もあり、心にズシンと残るセリフです。

この物語のキーポイントとなるのが、サルーの記憶が蘇るきっかけとなったインドの揚げ菓子。幼いサルーが兄に「買って」とねだるエピソードがありますが、これは「ジャレビ」という名前のスイーツで、インドでは独立記念日などに振舞われる伝統的なお菓子だそうです。ドーナツのように揚げた後、砂糖とシロップがコーティングされているというのだから、とても甘くて子供が好きそうなお菓子ですね。

 

さて、この映画の原作は実話ですが、映画で描かれていることがどこまでが本当のことなのか、気になりませんか?

 

もちろん映画化にあたっていくつかの細かい変更点はありますが、サルーの義兄マントシュが映画のように精神的に不安定な子供だったというのは、事実のようです。彼は不幸なことに孤児院で暴力や性的虐待を受けていたそうで、その時に受けたトラウマが原因で反抗的な態度をとるようになってしまったと思われます。しかし大人になってからは、養父と一緒に経営の仕事をしているとか。映画では描かれていないその後の彼を知ると、何だかホッとしますね。

 

また、サルーが覚えていた村の名前「ガネストレイ」が、実際には「ガネッシュ・タライ」であることがわかったのは、Facebookからの情報が決め手になったそうです。つまり、この2つのツールがあってこその成功。Google EarthだけでなくFacebookも大いに役立っていたわけです。

 

このように、ハイテクを駆使して25年ぶりの故郷捜しという斬新さに、養子縁組にまつわる親子の情がからみあい、誰に見せても「よかった」「面白かった」と言ってもらえるような、自信を持っておすすめできる数少ないドラマ。たくさんの奇跡が重なって生まれたストーリーが、温かい涙を誘います。

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みんなのレビュー

  1. 評価

    4.5

    幼い子供にとって、ちょっとした冒険心だったのかもしれない。
    それが、大好きな母からはるか遠く離れてしまうことになるなんて、きっとそのときは思いもしなかっただろう。
    素晴らしい養父母に出会えて愛情深く大事に育ててもらえたことに感謝を覚えつつも、実の母を探したい気持ちを抑えることが出来ない気持ちを考えると、心を締め付けらる。
    主人公のサルーは、幸運にもある意味良い環境で育ててもらえたともいえるが、そうでない幼い子達も世界中に大勢いると思うと、見終わった後若干複雑な気持ちにもなった。

  2. 評価

    3.5

    人にやさしさあれば、人に冷酷さもあり。
    サルー君は幼いながらにそのどちらをも知ったことでしょう。
    実母からも養母・養父からも愛を受けていたサルー君だからこそ、腐ることなく成長できたのだろうと感じました。

    涙のポイントが多々ありました。
    ストリートチルドレンの少年が、サルー君にそっと段ボールを差し出した場面で初涙。
    月並みですが、ラストの字幕で涙が爆発しました。

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