【プロミスト・ランド】は30代以降のビジネスマンにおすすめ。あらすじ&ネタバレ解説

3.5
【プロミスト・ランド】映画

コロナで仕事にならないため、2012年公開の【プロミスト・ランド】を視聴。

マット・デイモン主演のシェールガスバブルを描いた映画だが、個人的には引き込まれて観てしまいました。

ただ、内容はシェールガスの採掘を行いたい企業と、地元住民の折衝を描いたもので、単調に続きます。なので観る方によって退屈・つまらないとなりそうです。

実際に興行収入も振るわなかったようです。

こういった映画こそ、アマプラやU-NEXTなんかでの視聴が丁度よく、おすすめです。

おすすめポイント

  • シェールガスバブルの状況を勉強できる
  • ビジネスの楽しさ・辛さを体感できる
  • ローズマリー・デウィットが可愛い

こんな方におすすめ

30代~50代くらいのビジネスなら面白い&共感できます。

キャスト

  • マット・デイモン(グッドウィルハンティング・ボーンアイデンティティー)
  • ローズマリー・デウィット(カンパニー・メン)最近の自分一押しです。可愛い&綺麗な奥さん役がぴったり。ローズマリー・デウィット

【プロミスト・ランド】は、2020年4月18日時点では、アマゾンプライムで無料視聴可能です。

あらすじ(ネタバレあり)

エネルギー総合企業であるグローバル社に勤めるスティーヴ(マット・デイモン)は、シェールガスの採掘権を買いとるために、田舎の地主を説得して回る仕事をしている。

スティーブは、他のエリアに比べて、100倍の契約を稼ぎ、契約金は半分に済ませるエリートビジネスマンである。

自身も田舎(アイオア)出身であり、貧困にあえいだ過去から、シェールガスによる利益が農家を救うと信念を持ち仕事をしており、それが高い契約率に繋がっている。

 

今回、同僚のスーとペンシルバニアの田舎町に向かい大規模な採掘権買取に向かう。

最初に提案した農家には、「採掘エリアの広さを考えると、毎月400万の収入がある」と提案する。農家は目を丸くして、驚きを隠せない。他の地域同様にペンシルバニアの田舎町も貧困に苦しんでいるため、教育や先行きへの不安が尽きない。そこにこの提案はかなり魅力的に映るようで、今にも契約を結びそうな雰囲気となる。

マジカス
マジカス

毎月400万の不労所得は、あまりにも夢がありますね。まさにバブル。

仕事の感触の良さから、地元のバーにいき、教師のアリス(ローズマリー・デウィット)出会う。2人はすぐに打ち解け、お互いに惹かれあう。

 

順調に見えた今回の買収であったが、住民説明会の場で風向きが少し変わる。

高校教師をしている老人から、シェールガスを採掘するために行う「水圧破砕法」のリスクを指摘されたのだ。

田舎の高校教師となめてかかるスティーブだが、実はこの老人は、MITで工学修士・ボーイング社で32年研究主任として勤めた化学エリートであり、質問への返答がうまくいなかい。

結果として、老人の提案により、採掘を行うか否かの住民投票を行う事になってしまう。

 

グローバル社からは、対応のまずさを指摘され、担当交代をも示唆されるスティーブ。

また、悪いタイミングで環境保護団体のダスティンが町に現れ、「自分の田舎はグローバル社により、汚染され使えなくなった」と、牛が倒れている写真を使い訴えはじめる。

ダスティンは巧みに町の住民に溶け込んでいき、町に「グローバル帰れ」という立札を次々に設置していく。また、惹かれ合ったはずのアリスもダスティンに奪われてしまう。

投票を前に、町の住民の考えは、すっかり反シェールガスに変わってしまい、敗色濃厚となる。

 

しかし、事態は急変する。スティーブが泊っているホテルに、グローバル社から極秘資料として、ダスティンが訴えた写真は偽物である事を示す証拠が送られてきたのだ。

(極秘資料には、ダスティンが提示したものと同じ写真が、別の地域の裁判資料として入っていた。別のエリアでは同様の被害はあるようだが、自身の”身の上話”として町に入り込んだダスティンの嘘を暴く資料。)

この情報を住民に伝えた事で、ダスティンの信用はがた落ちし、一気に形成逆転する。

スティーブは勝利を確信し、意気揚々と歩いていると、町をあとにするダスティンと出会う。

スティーブは、「嘘をついて、住民を惑わして何がしたい」とダスティンに問いただす。すると、ダスティンから意外な返答があった。
ダスティンは環境保護団体ではなく、実はスティーブと同じグローバル社の人間だったのだ。住民投票に持ち込まれるという失策を行ったスティーブへの期待値を下げた会社が、環境保護団体に掻きまわされる前に、自前で保護団体を用意していたのだ。
そして最後に嘘をついていたというリーク情報を流し、投票を勝ち切るという戦略であった。
手に平で泳がされていた事にショックを受けつつも、写真は実際にあったシェールガスによる被害であること、グローバル社が住民のためでなく利益最優先で動いている事に、信じていた価値観(シェールが田舎を救う)が崩れるスティーブ。最後は住民の前で真実をあかし、容赦なくグローバル社を解雇となったスティーブであるが、アリスと幸せに過ごすのだった。

考察

視聴した2020年4月は新型コロナの大流行真っ最中です。

経済活動vs.自粛のような対立軸で語られる事も多いですが、

「プロミスト・ランド」でも同様に、経済と環境破壊が対立軸として登場します。

どちらが正しいとも主張されてなく、

  • 経済は、子育て世代を中心に、今を生きる必要性があります。また子供の未来を憂い、お金が必要な現実があります。しかし、金を手にした若者は、スポーツカーを購入し、乗り回す始末です。
  • 環境破壊は、高校教師の老人を中心に、しかし、老人の言葉で、経済が悪くなったとしても、年寄りは逃げ切れるとの発言が皮肉です。

土地開発と環境破壊はトレードオフの関係であり、両立は難しいです。

どちらの主張も正しく、また矛盾もある。そして、どちらにも簡単に傾く大衆と面白く見れました。

 

作中で取り上げられた「水圧破砕法」のリスクですが、いくつかあるようです。

そもそも水を大量(想像のはるか上くらい)に必要で、同時に混ぜる薬剤の地中への漏れ出しなどが環境汚染につながるとの事です。

そもそも作中では、巨万の富を産み出しそうなシェールガスですが、実績が積みあがる事で穴も見えてきたようです。

既存の天然ガスに比べて、減少量が激しく、掘り出してから約3年で枯渇してしまうようです。なので、次々に新しく掘り続けないといけませんが、その費用を含めたランニングコストのほうが売り上げを超えてしまっているのです。

儲かるとのうわさで先行した採掘権の高騰は、上記のような理由で下落し、作中のような旨い話しとはなりませんでした。

まさにバブルですね。

楽して巨額を得るような事はやっぱり難しいと再認識する良い機会となりました。

【プロミスト・ランド】は、2020年4月18日時点で、アマゾンプライムで無料視聴が可能です。

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