「任せた」母の日のカーネーション

「息子からもらった母の日のカーネーションの鉢植えが枯れてきたの。

どうすればいいかしら?」と、姉から電話がかかってきました。

 

姉の家にカーネーションの様子を見に行くと、葉の部分はシッカリしているのですが、花の部分がグッタリうな垂れています。

土は固く水はけが悪くなっています。

 

「少し間引いて、水はけと風通しを良くした方がいいと思うよ」と姉に言うと

「任せた。母の日の息子からの気持ちは十分に分かったので、あなたの好きにしていい」と仰せつかりました。

「好きにしていい」と言われたので気が楽です。

 

カーネーションの株を鉢から出すと、やはり根詰まりしていました。

生育している時期に根をいじるのは良くないので、大き目の鉢に植え替え、茎の数を半分ぐらいまで間引いて風通しを良くしました。

 

万が一、親株が枯れた場合のために、間引いた茎は差し芽にして私が持ち帰りました。

親株はその後、半年ほどは元気でしたが、忙しい姉が水やりを忘れてミイラになりました。

差し芽のカーネーションは、2年経った今でも毎年花を咲かせてくれます。

「母の日のカーネーション、今年も花が咲いたよ」と姉に伝えると、

「任せた」とあの時と同じ一言が返ってきます。